今後の洞察

模倣犯も含め、取り締まるべき対象が幾らでもあるなか、執拗に繰り広げられる裁判。
最初から有罪に持っていける確信があって、マスコミを動員したキャンペーンまで行っての逮捕劇。

勝ち目の薄い闘いの中、office氏側はひたすら事実関係は認め、解釈の正当性の立証を行っている。

以下の引用に、その闘いの意義を見て欲しい。

篠田教授は「Webサイトのセキュリティを向上させていこうというモチベーションの低下が心配される」と述べ、「セキュリティの強化はそこそこであれば良く、あとは不正アクセス禁止法に委ねればいいということになりかねない」と危惧を表明した。

この一線を守れなかったら、Webの安全性は損なわれる。
自分の個人情報を預けたサイトの安全性は誰も確認せず、ただ漏洩の事実に気づかずに盗まれ続けることになりかねない。

氏に個人的に肩入れするつもりは毛頭無いが、氏の姿勢と、戦いの意義には賛同を覚える。