2004-01-01から1年間の記事一覧

管理者が想定していないアクセスは不正? ACCS裁判

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0412/14/news070.html これに反論する証拠として弁護側は、特許庁の「特許電子図書館」Webサイトと、同サイト上のデータを一括ダウンロード、印刷できるソフトの紹介サイトをプリントアウトして提出した。 同サイト…

14日は法的な意見書の提出

いよいよ公判も大詰めである。前回、技術的見地からの主張に検察側がタジタジとなったゆえ、法的な論争が注目されるところです。

段落を変えて

読み取って欲しいのは、脆弱性の指摘はセンシティブであるということです。 指摘すればサイト側は業務妨害(誰?)を逆切れするかもしれない。しかし放置しては一般の個々人が被害に遭う。一方で事なかれ主義な日本は、事件がおきるか、他が始めるまでは金が…

InternetWeek 2004 - 脆弱性情報を公表するとウイルス作成罪に問われる?

http://pcweb.mycom.co.jp/articles/2004/12/13/internetweek/001.html 高木氏は「例えば"format c:"と1行だけ書いたバッチファイルも、ユーザが中身がそれと知らずに実行してしまえば意図せずにHDDの記録を抹消してしまうため"ユーザの意図に反する動作"を…

これまでのネット事件の判例集

office氏の弁護人はFLMASK事件で著名な牧野二郎弁護士である。http://lawschool-konan.jp/sonoda/data/hanrei.htmlhttp://www.ultracyzo.com/flmask/http://hino.moon.ne.jp/prov77.htm

忍び寄る警察国家の影

http://www.liberal-shirakawa.net/idea/policestate.html国家公安委員長をした白川勝彦の体験した事実です。ここに見えるのは、自分達のシナリオをゴリ押しする警察の姿です。 一度決め付けた判断は決して修正することのない文化が見て取れます。office氏は…

せっかく情報いただいたのでまとめ

ACCS裁判、弁護側は「特定電子計算機」の定義を問い直す http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0411/22/news063.html 特定電子計算機を、ハードではなく各サービスと定義すれば、こういった矛盾が防げると篠田教授は主張する。ハード構成がどうあれ、Web…

弁護士の方達のblogにも反応が

nanashi様、情報ありがとうございます。弁護士 落合洋司 (東京弁護士会) の 「日々是好日」 http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20041123#1101184266 こういった影響が出ることは、強く懸念されます。 奥村弁護士の見解 http://d.hatena.ne.jp/okumuraosaka/200…

今後の洞察

模倣犯も含め、取り締まるべき対象が幾らでもあるなか、執拗に繰り広げられる裁判。 最初から有罪に持っていける確信があって、マスコミを動員したキャンペーンまで行っての逮捕劇。勝ち目の薄い闘いの中、office氏側はひたすら事実関係は認め、解釈の正当性…

ACCS裁判、弁護側は不正アクセス禁止法の技術的解釈について意見書を提出

http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2004/11/22/5499.html昔はホームページはプロバイダからもらったアカウントでFTPで転送していました。その場合は、FPにはIDもパスワードもあるわけで、そうしたページを閲覧することは、不正アクセス禁止法に…

千葉興銀、Faxの誤送信により顧客27名分の個人情報を流出

http://www.it-hoken.com/000962.htmlこちらも凄い。千葉興業銀行のサイトからは、あっという間に謝罪文が消えた。 http://www.chibakogyo-bank.co.jp/もはや影もない。 http://www.chibakogyo-bank.co.jp/news/pdf/20041102_1.pdf27名に菓子折りでも持って…

NTT西日本大阪支店の顧客情報6,707人分に外部から206回のアクセス

http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2004/11/16/5427.html漏洩した側の対応なんて、超巨大企業でもこんなもんの例である。 あんまり頭にきたので引き合いに使わせていただこう。最初はWordで文書を公開したため、社内情報が含まれたままの恥を晒…

佐々木俊尚氏のblog

安易なコメントの嵐である。それだけ大衆には人気がある、ちょっと面白い文面であり、恐らく人柄としても親しみやすいのであろう。 しかし、コメントを見ると弊害が目に付く。 当事者意識が抜けているのである この点は割り引いていただきたい。無いこと無い…

お馴染み、佐々木俊尚氏のblogより

オヤジ系 vs 技術者系の溝は埋まるか http://blog.goo.ne.jp/hwj-sasaki/e/97037452d02c1ee5f5ee8e397f7a0eb4検察官を翻弄しまくったoffice氏の奮闘 http://blog.goo.ne.jp/hwj-sasaki/e/cf7e7ee952cc871948b78f3a1206a6b4これまで、かなり無いこと無いこと…

11月19日のセキュリティホールmemoより

セキュリティ情報を扱うサイトでは最も著名、いや、実績あるサイトで取り上げられています。 http://www.st.ryukoku.ac.jp/~kjm/security/memo/2004/11.html#20041119不正アクセス:何が禁止法で処罰されるべきか ACCS事件の法廷から http://www.mainichi-ms…

非常に話題を呼んでいる生態認証を用いた 東京三菱銀行スーパーICカード

http://www.btm.co.jp/tsukau/card/visa/nenkaihi.htmEdyを付けちゃダメだろ。Edyは気軽なサイフ、チャージも50,000円までとなっています。 当然、1枚で済めば超便利だからコンビニで使うでしょう。 何枚ものカードを持ち歩くわずらわしさは、もうありません…

高木浩光先生のblog「NHKはいったい何がしたかったのか」

http://d.hatena.ne.jp/HiromitsuTakagi/20041029NHKは性善説鵜呑み状態で個人情報を晒しまくった訳です。 感謝した人も多かったろうけれど、悪用された、迷惑だった人も少なからずいるわけで、 開示の方法に全く配慮がなかったNHKは個人情報保護法への準備…

元研究員「HTMLソースの改変は通常の閲覧の範囲」

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0410/20/news047.html関連リンク・ファーストサーバ株式会社 不正アクセス事件に関する当社の対応について http://www.firstserver.co.jp/pdf/news041015.pdf・社団法人コンピュータソフトウェア著作権協会 ファース…

「ウェークアップ!」を見ました

高木浩光先生のコメント、無線であることから悪用される危険性については、監視の強化の側面、つまりプライバシー侵害の側面しか番組で取り上げられていませんでした。http://d.hatena.ne.jp/HiromitsuTakagi/20041007この場合、自分達の考えられる世界、前…

ACCSの案内が寂しく見えます

http://www.melma.com/mag/13/m00045513/ ●「特集9」に情報セキュリティアナリストの萩原栄幸氏が登場!昨年11月に発生した「個人情報漏洩事件」では、みなさまには大変ご迷惑をお かけしました。 ASKACCSでは二度とこのような事件が起きないよう、また、今…

office氏の行為と違いが分からないのですが?

office氏はcsvmail.logというファイルを開いたら個人情報があった。予見していたかは本人のみぞ知るだが、*****.logというファイルは、名前からはログと思え、個人情報が入っているかは不確かである。そしてこれは、OSによるReadのアクセス制御の掛かってい…

ネット情報セキュリティ研究会のコメント

う〜ん、これはイカン。指摘させて頂こう。まずは以下を読んでください。(ホームページより引用) ■9月29日の報道記事に関するコメント■9月29日に開催したACCSのセミナーに関する報道記事において、当研究会の萩原のコメントが誤解を含んだまま掲載されてお…

情報セキュリティセミナー 〜あなたも情報犯罪の被害者かも?!〜

http://www.accsjp.or.jp/seminar/040929.htmlACCSのセミナーの内容が、落合洋司氏(東京弁護士会)のblogより、インプレスでも記載があることを知りました。 http://internet.watch.impress.co.jp/cda/event/2004/09/30/4794.htmlgoogleで探す限り、記事はI…

お詫び

高木浩光様、私自身が誤解をしており、ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。 コメントに対する回答でなく、本文中にてお詫びいたします。 (注)本人からコメント頂いたのかの確認は出来ないのですが、私自身で内容を精査し、やはり不用意であったこ…

修正されているじゃん!!

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0409/29/news073.html 続いて、ネット情報セキュリティ研究会(NIS)技術調査部長の萩原栄幸氏は、「国内のWebサイトは 脆弱すぎる」と指摘する。「検索エンジンを利用しただけで、ある有名大学のWebサイトから 大学…

そもそもバックドアって何?

バックドアを仕掛けたと言われると、外部からトロイやrootkitを送り込んだとしか思えません。 (指摘により不適切な部分を修正2004_10_03)「不正アクセス禁止法に抵触しない程度」という表現も、不正アクセス禁止法のどの部分に抵触しないというのか、全く…

やばくないかというか、モロだぞ、これは!

ネット情報セキュリティ研究会(NIS)技術調査部長の萩原栄幸氏の以下の発言は、office氏が行ったことと、「不正アクセス禁止法」に関する部分では寸分たがわない。 目的の正当性も見えない。政府機関と共に統計を取ったのならまだしも、 ある有名大学のWeb…

「ACCSは十字架を背負い続ける」――久保田氏、情報漏えい事件を語る

「漏えいした個人情報の持ち主に謝罪に行くと罵詈雑言を浴びせられ、事の重大性を思い知らされた。情報はどう悪用されるか分からず、持ち主の不安感はなかなかぬぐえない。500円の金券を配って終わり、という話ではない。ACCSは情報漏えいした方々の十字架を…

慶應義塾大学環境情報学部教授 武藤佳恭氏

そんな中で起きた今回の事件については、逮捕された研究者の行動が果たして啓蒙のために善意の行為として行われたのかどうかを、きちんと検証する必要があるだろう。その行為が法的に不正アクセスかどうかという問題ではなく、その目的が重要だ。そもそも、…

日本ネットワークセキュリティ協会主席研究員 安田直義氏

逮捕は、一罰百戒の意味も大きいようにも思えるが、社会的には合意できる範囲を踏み外してしまったともいえるだろう。 こう述べた後で、脆弱性の指摘に対する業界の取り組みを示している。まず、 社会的に合意できようが、できまいが、それと逮捕は直接は関…