blog等の意見

セキュリティホールmemoの小島さん
http://www.st.ryukoku.ac.jp/%7Ekjm/security/memo/2005/01.html#20050124__ACCS

あの内容で「技術を顕示したいという動機」はないだろう、どう考えても。 検察側は外しすぎていないか。

落合弁護士
http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20050125#1106583881

仮に、客観的に見て「アクセス制御機能を有する特定電子計算機」が存在していたとしても、そのような存在について、必ずしも被告人が認識・認容している(すなわち故意がある)とは限らず、そういった「犯意」の問題も、結論を導く上で検討されるのではないかという気がします。無罪になるとすれば、そこがポイントかもしれません。

園田氏
http://d.hatena.ne.jp/sonodam/20050124#p3

こう言ってはおかしいかもしれないけど、知れば知るほどにそのしょぼさが実感されてくるところを、ちゃんとアクセス制御されていた、と言いたいがために、なんか無理して「サイト管理者が見られたくない、と思ったら、技術的に見ることは可能であったとしてもいったん覗いたら不正アクセス」と言っているように思えるんだよなあ。戦い方はもっとあったと思うのに。

検察側に矛盾というか、つじつま合わせありありという印象は、これらの意見からもうかがい知れます。

逮捕してから理由が付き、しかも一貫していないという。

最終的には裁判官の判断だから、ここだけは分からない。

裁判官に分かって欲しいのは、これを有罪にしたら、脆弱性の指摘なんて出来ないから、指摘しないで悪用する人が闊歩するということでしょう。

無論、個人情報保護法によって管理義務は生じますが、所詮は業務改善命令どまり。機微情報の規定まで設けられた業界もありますが、未だに「まだ間に合う個人情報保護法対策」なんてセミナーが開催されているってこと自体、個人情報を企業は守れませんよって証明しています。

それに、技術を顕示したいっていうのも、集まったのは技術者が殆どなんだから、あの時の聴衆にこのプレゼンで技術を顕示も何もないですよ。