日本ネットワークセキュリティ協会主席研究員 安田直義氏

逮捕は、一罰百戒の意味も大きいようにも思えるが、社会的には合意できる範囲を踏み外してしまったともいえるだろう。

こう述べた後で、脆弱性の指摘に対する業界の取り組みを示している。

まず、

社会的に合意できようが、できまいが、それと逮捕は直接は関係ない

ということに注意すべきでしょう。どんなに社会的に許しがたくても、それは対応する法制度があって逮捕となります。
その部分を安田氏はスキップしています。紙面の都合で削られたのかもしれませんが、その後の文で、「暴露的な記事に陥らず」と言っているので、誇張した勧善懲悪のような記事はあるべきでないと思っているのでしょう。

セキュリティ産業を推進する旗振り役のJNSAを代表している方なので、法については触れて欲しかったのですが、業界の健全な発展の視点が強いように感じます。